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共同通信
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【ワシントン共同】11月の米大統領選の共和党候補指名争いで15州の予備選などが集中した5日の天王山スーパーチューズデーは、トランプ前大統領(77)が14州を制して圧勝した。米主要メディアはヘイリー氏が6日、選挙戦からの撤退を表明すると報じた。トランプ氏の候補指名が確実となる。トランプ氏と民主党の現職バイデン大統領(81)による本選での再対決の構図が事実上固まった。
トランプ氏は南部フロリダ州で演説し「これほど決定的だったことはない。素晴らしい夜だ」と勝利宣言した。バイデン氏について「米史上、最悪の大統領だ」と述べ「われわれは勝つ」と対決姿勢を鮮明にした。
一方、バイデン氏もトランプ氏の圧勝を受けて声明を発表。「米国民のことを考えず、個人的な復讐に燃えている」とトランプ氏を批判し、本選で勝利すると訴えた。
米主要メディアによるとトランプ氏は大票田の南部テキサス、西部カリフォルニアの両州などで勝利。共和党指名獲得には、7月の党大会で投票権を持つ代議員2429人の過半数が必要となる。