米最速のEV充電器が稼働
5分で200マイル、1時間2400マイル
ニューヨーク市は4日、全米最速となる電気自動車(EV)用充電器を屋内駐車場で稼働させた。計24基の充電器は連日利用できて、EVの所有者以外も使用できる。充電器を支援するのはグーグルで、1時間あたり2400マイル、5分で約200マイルの走行距離を得られる計算になる。
充電器は、ニューヨークの不動産会社リレイテッド・カンパニーズと提携した屋内駐車場に設置された。天井に設置されているため、既存の駐車スペースを改造する必要がなかった。設置したグラビティ社によれば、充電する際の予約は不要。同社は、同じ充電器をさらに増設することを検討している。同社の充電器は500キロワット。これまで最速だったのは、テスラの充電器で定格が350キロワット、1時間あたり1400マイル、5分で約115マイルの走行距離が追加できる。
同社は声明で「ドライバーにとって何よりも重要なのは、車がどれだけ速く充電できるかだ。われわれの技術によって、より高速充電バッテリーを搭載した自動車の発展を押し上げることができる」と成果を強調。ニューヨーク市全体が、化石燃料から脱却し、よりクリーンな交通システムへと移行していくための大きな手助けになるとの認識を示した。(4日、NY1)
→ニューヨークの最新ニュース一覧はこちら←