五輪汚職、武藤元事務総長出廷へ

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共同通信
武藤敏郎氏

 東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で受託収賄罪に問われた大会組織委員会元理事高橋治之被告(79)の公判が7日、東京地裁(安永健次裁判長)であり、次回27日公判で組織委の事務総長を務めた武藤敏郎氏(80)を証人尋問することが決まった。検察側が証人請求した。武藤氏の証人尋問は一連の事件の公判で初めて。

 検察側は高橋被告は組織委会長だった森喜朗元首相(86)からマーケティング担当理事としてスポンサー集めなどを任され、組織委に働きかける権限があったとしている。一方、高橋被告は公判で無罪を主張し、弁護側は具体的な職務権限はないと指摘している。