輪島市の中3、集団避難を終了

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共同通信
石川県白山市での集団避難を終え、同県輪島市に向かうバスに乗り込む中学3年生の生徒=8日午前(代表撮影)

 能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の中学3年生約70人が8日、同県白山市での集団避難を終え、滞在していた宿泊研修施設「県立白山青年の家」を退所した。9日に開かれる各校の卒業式に出席する予定。

 白山青年の家では8日朝、退所式が開かれた。職員らは「頑張って」などとエール。出発する際、生徒はバスの窓を開けて大声で「ありがとうございました」と伝え、手を振った。

 正午過ぎ、バスが輪島市の輪島消防署に到着すると、窓ガラス越しに手を振る生徒も。出迎えた男性に「元気だった」と聞かれると、笑顔でうなずいていた。