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共同通信
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東京都千代田区が発注した工事の入札を巡り、区職員に情報を漏らすよう働きかけた見返りに、金品を受け取った疑いが強まったとして、警視庁捜査2課は9日にも、あっせん収賄容疑で元区議嶋崎秀彦被告(64)=官製談合防止法違反罪で起訴=を再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。
嶋崎被告は2020年5月にあった区立お茶の水小・幼稚園の改築関連工事の入札で、情報を漏らすよう元区担当部長らに働きかけ、配管工事会社「日管」(浜松市)の元取締役と設備工事会社「五建工業」(千代田区)の担当者から見返りに10万円分の商品券を受け取ったり、飲食代を負担してもらったりした疑いが持たれている。