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共同通信
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【イスタンブール共同】「黙らない、怖くない、従わない」。国際女性デーの8日、トルコ・イスタンブールで女性に対する差別や暴力の撲滅を訴えるデモがあった。多くの女性が男性優位の社会に声を上げた。
トルコでは女性への暴力が社会問題化し、家父長制も根強い。デモが予定されていた広場は当局によって閉鎖され、参加者は路地裏に集まった。小雨の中、シュプレヒコールとともに笛や太鼓が鳴り響いた。
教師ニルギュル・アルトゥンダルさん(50)は「女性の殺害や児童婚に反対する。私たちの声を社会全体に届けたい」と訴えた。パレスチナ自治区ガザ情勢にも触れ「パレスチナの女性に寄り添いたい」と語った。