米大統領選、第三極目指し候補

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共同通信
2013年7月、米議会前で開かれた「ノーレーベルズ」のデモ=ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン共同】米国の中道派政治団体「ノーレーベルズ(レッテルなし)」は8日、11月の大統領選に向けて第三極となることを目指し、候補擁立を進める方針を固めた。4月に正副大統領候補を決めたい考えだが、最終的に適切な候補が見つからない可能性もあるとしている。ワシントン・ポスト紙が報じた。

 二大政党の民主、共和がそれぞれバイデン大統領とトランプ前大統領を候補に2020年大統領選に続く再対決の構図が固まる中、世論調査では多くの有権者が二者択一に好意的な見方をしておらず、ノーレーベルズは不満の受け皿を目指す。

 8日は関係者約830人がオンラインで会合を開いた。二大政党の一方から大統領候補を、もう一方から副大統領候補を擁立し、超党派の組み合わせにする方向だ。

 民主党は、ノーレーベルズが候補を擁立すれば、勝敗を左右する一部の激戦州でバイデン氏の票を奪うと懸念している。

 民主党を離党し、無所属になった西部アリゾナ州選出のシネマ上院議員がノーレーベルズから出馬する可能性があるとみられている。