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共同通信
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東日本大震災から13年となった11日、宮城県警南三陸署は行方不明者の手がかりを求め、南三陸町の泊漁港近くの海岸を捜索した。
午前10時過ぎ、佐沼署や登米署の警察官も参加し、計10人が海に向かい黙とう。木の棒や手で海岸の砂や小石をかき分け、不明者を捜した。
南三陸町では、震災で関連死を含めた620人が死亡し、現在も211人の行方が分かっていない。
南三陸署の大山栄太地域課長は「被災者のため不明者の家族のため、一つでも多くの手がかりを見つけたい」と話した。
同署は毎年、行方不明者の家族の要望などに合わせ、月命日や発生日に捜索活動をしている。