Published by
共同通信
共同通信
【エルサレム共同】イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザで11日、イスラム教のラマダン(断食月)を迎えた。ガザ保健当局によると、昨年10月の戦闘開始以来、ガザ側の死者は3万1045人。食料不足も深刻だ。ガザ住民からは早期の休戦を求める声が上がっているが、期待されたラマダン前の休戦は実現しなかった。
ハマスのハニヤ最高指導者は10日のテレビ演説で、イスラエル軍のガザ完全撤収や恒久停戦などが最も重要だと強調した。休戦合意できないのは、イスラエル側に責任があると主張した。一方のイスラエル側はハマス壊滅などを目標に掲げており双方の間の溝は深い。