衆院選「秋の可能性高い」

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共同通信
公明党の石井啓一幹事長

 公明党の石井啓一幹事長は10日放送のBSテレ東番組で、衆院解散・総選挙の時期について「秋が一番可能性が高いのではないか」と述べた。9月の自民党総裁選に触れ「そこで選ばれた総裁は非常に支持率が高くなる」と指摘し、総裁選直後に解散に踏み切るとの見方を示した。

 6月23日までの通常国会会期末に解散する可能性は「ゼロではない」と言及。自民派閥の政治資金パーティー裏金事件に関する再発防止策によって「内閣支持率が向上していく流れができるかどうかだ」とした。

 衆院小選挙区と比例代表の重複立候補を認めるか否かは「公示直前に情勢を見てブロックごとに判断する」と述べた。公明は約20年、重複立候補を適用していないが、次期衆院選では日本維新の会と全面対決となる選挙区もあり、苦戦が予想されている。番組は6日に収録された。

 一方、立憲民主党の岡田克也幹事長は10日、長崎県対馬市で記者団に「総裁選までに解散する可能性が高い」と述べ、通常国会中に解散すると予測した。