一週間お疲れさまでした。昨日は、NJ補習授業校の卒業式があり、我が家の次男も、先生にいろいろとご迷惑をおかけしながらも、なんとか卒業することができました。
習い事やクラブ活動が忙しい子供たちにとって、友達と遊んだり、リラックスしたりできる週末の一日を、日本人学校で過ごすというのは大変だと思います。特に、こちら生まれこちら育ちの子供で、日本語を習得する必然性を感じない子供たちにとってはなおさらだと思います。ただ語学学習というのは、言語習得そのものだけでなく、言語の背景にある文化や物事の考え方、自分自身のアイデンティーを感じるということは、これからのおおいに役に立つと思いますので、まずは卒業まで頑張れたことをほめてあげたいと思います。
今週気になったニュースといえば、「探せばまだある格安スーパー「トップ10」 パン1.29ドル、卵1ダース1.71ドル」でしょうか。大統領選挙も控えて、生活に直結する食料品・外食のインフレ高止まりに関する記事が多いように思います。最近では、WSJで「米国民の家計むしばむ食費、価格高止まり」といった記事もありました。その傾向は日本でも同じで、日経新聞で「消費冷やす食品高 エンゲル係数最高、日銀は賃上げ注視」という記事もありました。(ちなみに、エンゲル係数自体でみると、恒常的に日本がアメリカより高いようです。食文化の違いを考えると、納得感はありますが。)
問題は、コロナ以降の物価上昇(ここ4年間で物価は20%ほど上昇し、さらに食料品および外食は25%近くも上昇)であり、足元インフレ率自体は落ち着きつつあるものの、労働コストの上昇(こちらも同期間に20%以上上昇)や原材料の上昇により、今後もインフレ率を上回りそうなところにあるのだと思います。そのようななか、レストランのチップも挙がっていますし、飛行機やホテルのように需給によって値段を変えるレストランも出てきているようです。
一方で、1位のAldiと3位のTrader Joe’sが、同じドイツの家族(Albrecht Family)にルーツがあり、“倹約さ”(Aldi = Albrecht + Diskont)を商売の軸としたこと、同じく2位のLidlもドイツの会社であることを考えると、ドイツの”質実剛健さ”がアメリカでの我々の生活を支えてくれているということでしょうか。一方で、車の世界では、AudiやBMW、Mercedes-Benz、Porscheなど多くの高級ブランドを輩出していることを考えると、面白いですね。日本もLexusを含めて、最近高級車ではアメリカでもそれなりに頑張っているので、やはり必要なのは、Made in Japanのスーパーでしょうか。
卒業式も無事終わり、今日からいよいよSummer Timeも始まりましたので、いよいよ新春の到来ですかね。
代表 武田秀俊
今週の1枚
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