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共同通信
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「笑ったって 泣いたって 苦しくたっても きっときっと 明日はやってくる そう信じていたい」。能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市と能登町の若者ら約100人が笑顔で歌う動画が、発生から2カ月を迎えた1日からユーチューブで公開されている。自らも被災した珠洲市の真脇魁さん(26)が、避難生活などを続ける人たちを元気づけようと企画した。「被災者全員に歌が届いてほしい」と願う。
歌は、シンガー・ソングライターBigfumiさんの「Life」。真脇さんは昨年12月、おいの朔君(7)を通じて知った。地震後、金沢市に2次避難した朔君に向けてビデオ通話で歌った際、歌詞に心を揺さぶられたという。
「まさに今、この歌詞を自分たち被災者が歌うことで被災者を元気づけたい」。動画投稿を思い立ち、友人知人らに連絡して「歌わんけ」と誘うと、賛同者が相次ぎ、参加者は約100人になった。参加者から寄せられた動画を真脇さんが編集、最後は全員で合唱する形に仕立てた。Bigfumiさん本人も出演している。