自民の収支報告書訂正、90人に

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共同通信
東京・永田町の自民党本部

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)に所属し、派閥からの寄付収入の不記載が発覚した国会議員ら100人のうち、11日までに90人が政治資金収支報告書を訂正した。ただ、さらなる訂正や説明が求められる内容も多く見受けられ、ずさんな資金管理が浮き彫りとなっている。

 二階派は1月18日、安倍派は同31日に収支報告を訂正し、計98人の国会議員らへの支出不記載が明らかになった。また自民党が2月9日に公表したアンケートで、新たに安倍派2人の不記載が判明している。うち90人の政治団体の訂正された収支報告書が、総務省や都道府県の選挙管理委員会で公表されている。