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共同通信
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13歳の時から3年間にわたり実父から性被害に遭い続けた東京都豊島区の主婦福山里帆さん(24)が12日、富山市で記者会見し「実名を出すことに葛藤はあったが、私は何も悪いことをしていない。隠れることはない」と強調した。「被害に苦しむ人が声を上げる力になりたい」とも話した。
昨年6月に県警に告訴し、父親大門広治容疑者(52)は今月6日、準強姦容疑で逮捕された。「自分は汚れてしまったと考え、魂が抜けた感じだった」と当時を振り返る。被害の翌朝、食卓で父と顔を合わせたが「他の家族が知ったら悲しむと思い、一生懸命隠した」。同様の被害に遭う人に「未来は絶望だけじゃない」と語りかける。