オスプレイ14日にも飛行再開

03/13/2024

　在日米軍が、日本国内に配備している輸送機オスプレイの飛行を14日以降に再開する方針を固め、日本政府に伝えたことが13日、政府関係者への取材で分かった。防衛省が同日、沖縄県などに説明する。米軍は鹿児島県・屋久島沖で昨年11月に起きた8人死亡の墜落事故を踏まえ、全世界で飛行を停止。今月8日、停止措置を解除していた。

　米軍は事故原因となった部品の不具合を特定したと日本側に説明したが、具体的な部位や内容は明らかにされていない。地元ではオスプレイの安全性に対する懸念が高まっており、説明が不十分な中での飛行再開に反発が強まりそうだ。

　米軍は沖縄県の普天間飛行場に海兵隊仕様のMV22を、東京都の横田基地に空軍仕様のCV22を配備。政府関係者によると、海兵隊や空軍が14日以降、飛行再開のタイミングをそれぞれ判断する。

　事故は昨年11月29日に発生。横田配備のCV22が山口県の岩国基地から沖縄県の嘉手納基地に向かう途中で墜落した。米軍は搭乗者8人全員の死亡を認定した。