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共同通信
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警察庁は14日、インターネット上の有害投稿のうち、2023年2月以降に削除依頼対象に加えた犯罪実行者(闇バイト)の募集や銃器の製造といった8類型について、サイト管理者に3379件を削除要請し、うち2411件が今年1月末までに削除されたと明らかにした。8類型の中で最多は闇バイトで、2979件の要請に対し2136件が削除された。
警察庁は民間団体「インターネット・ホットラインセンター(IHC)」に削除要請などの業務を委託。従来は薬物取引や自殺の誘引が対象だったが、安倍晋三元首相銃撃事件などを受けて対象を拡大した。
23年2月に「爆発物・銃砲等の製造」など生命に危害が及ぶ恐れが高い犯罪に関連する7類型を追加。同9月には闇バイトも加え、計8類型を重要犯罪密接関連情報として削除要請対象にした。
闇バイトに次いで多かったのは「殺人・強盗等の勧誘」で、要請した356件中252件が消去された。闇バイトが対象に加わるまでは、高額報酬の支払いを示唆する強盗の勧誘はこの類型に計上することにしていた。