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共同通信
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岡山県赤磐市の観光農園経営会社「西山ファーム」の詐欺事件で、愛知県警は13日、元代表取締役山崎裕輔容疑者(43)の逮捕容疑は、横浜市の女性(32)から現金約786万円を出資させ、だまし取った疑いと明らかにした。自社への投資が「一番手堅く、利率も下がらない」などと勧誘していたという。
県警によると、西山ファームは2015年から果物などの海外転売事業を展開、19年に事実上破綻した。事業に出資すれば配当を上乗せして返金するとうたい、愛知県を中心に31都道府県の930人から計133億円を集めたとされる。
逮捕容疑は同社幹部らと共謀し、約束どおり配当の支払いを継続できる見込みもないのに虚偽の勧誘をし、18年12月~19年2月、横浜市の女性から商品購入代金や保証金名目で金をだまし取った疑い。県警は認否を明らかにしていない。
逃亡先のインドネシアで拘束された山崎容疑者は13日未明、成田行きの航空機内で逮捕され、同日午後には名古屋市内の警察署に入った。