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共同通信
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【ソウル共同】韓国の李鐘燮前国防相が13日までに駐オーストラリア大使として赴任した。昨年7月の海兵隊員の殉職事故で軍の不適切な対応を隠蔽した疑惑の捜査対象だったことから、出国は「逃避だ」との批判が野党から噴出している。
高官犯罪捜査庁が職権乱用容疑で捜査し、出国禁止措置となっていた。法務省は8日「本人が捜査に協力するとしている」として措置を解除し、10日に出国した。
市民団体は「司法秩序を揺るがす」と訴えた。野党は軍の隠蔽に大統領府が関与したことも疑っており、来月の総選挙を前に攻勢を強めている。
李氏は尹錫悦大統領による信任状授与式もなしにスピード出国した。