記憶力衰え指摘は「公平」

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共同通信
12日、米ワシントンで下院司法委員会の公聴会に出席するハー元特別検察官(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領の私邸などで機密文書が見つかった事件の捜査報告書で、バイデン氏の記憶力の衰えを指摘したハー元特別検察官が12日、下院司法委員会の公聴会に出席した。記憶力の評価は捜査に必要で「正確かつ公平」だと証言した。訴追を見送った判断に関して「潔白だと証明されたわけではない」と述べた。

 CNNテレビが報じたバイデン氏の供述調書によると、ハー氏の取り調べに対し、大統領選出馬時期や副大統領退任時期、長男ボーさんが死亡した時期をすぐに思い出せなかった。ハー氏は2月8日に公表した報告書で、訴追しても陪審員が「記憶力の悪い老人」と見なし、有罪にしないと判断したと説明していた。