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共同通信
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【ローマ共同】イタリア競争監視当局は14日、未成年者を有害な動画コンテンツから保護する措置を取らなかったとして、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」関連企業3社に対し、1千万ユーロ(約16億円)の罰金を科したと発表した。
3社はティックトックを運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)の欧州を拠点とするグループ会社。
発表によると、ティックトック上で顔をつねって赤い痕をわざと作った動画などの投稿が流行。3社は、こうした利用者の安全を脅かす動画の拡散を防ぐのに適切な措置を取らなかった。アプリのアルゴリズムが「おすすめ」と提示することで拡散していったとしている。