Published by
共同通信
共同通信
【エルサレム、ワシントン共同】イスラエル首相府は15日、ネタニヤフ首相がパレスチナ自治区ガザ最南部ラファに軍が地上侵攻する作戦計画を承認したと発表した。イスラム組織ハマスに圧力をかける狙い。ラファに部隊を送れば、民間人被害の拡大は必至。人道危機を顧みずに強硬姿勢を貫くネタニヤフ政権に、バイデン米政権はいらだちを募らせている。
エジプト国境に近いラファには約150万人の避難民が密集し、多くが路上やテントで暮らす。ハマスが連れ去った人質もいるとされる。国際社会では侵攻断念を求める声が強まっており、バイデン米大統領も「越えてはならない一線だ」と警告している。