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共同通信
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陸上自衛隊で1万字の反省文を書かされた元隊員の男性が国に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁判決がパワーハラスメントと認めて150万円の支払いを命じたことを受け、男性が15日、東京都内で記者会見し「気持ちをよくくんでくれた判決で満足できた。組織が良い方向に進んでほしい」と語った。
男性は静岡県の富士駐屯地などで勤務し、定年退職した渡辺貴伺さん(56)。2020年に提訴した。自衛隊の組織について「職務命令や服務指導の過大解釈や使命感から独善的に行動し、白でも黒になってしまう部分がある」と指摘した。