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NY市の人口、7万8千人減少
「移民増、反映されず」との指摘

ニューヨーク市の人口(2023年)は、前年から約7万8千人減少した826万人となったことが、14日に発表された新たな国勢調査の人口推計で分かった。22年にも12万6千人以上減っていた。20年4月~23年7月までで、人口の6%以上に匹敵する約55万人を失った。ニューヨークタイムズが同日、報じた。
ただ、市当局は「この数字には、シェルターや寮などで集団生活を送る移民などの数が十分に反映されていない」と指摘。都市計画局は22年春以降、18万人の移民が市に流入し6万4600人が今も市の保護下にあるとしており、国勢調査局と協力して推計値を調整する予定だ。
パンデミックの最中、多くが離れたが、富裕層の多くは市に戻った。一方、貧困層は戻ることが少ない。22年に最も転出が多かった層は、3万2千~6万5千ドルの所得世帯で、黒人とヒスパニック系の割合が不均衡に大きかった。最も貧しいブロンクス区の減少は顕著で、約1.9%にあたる2万5千人以上が転出。ブルックリン区は2万8千人以上、クイーンズ区は人口の1%強にあたる2万6千人以上を失った。最も裕福なマンハッタン区は、2年続けてわずかに増加。22年に1万6千人以上、23年には約3千人増加した。それでも同区の人口は160万人弱で、20年に比べると9万7千人近く減少した。
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