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共同通信
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【ワシントン共同】1979年2月のイラン革命前の王制で皇太子を務め、米国で亡命生活を続けるレザ・パーレビ氏(63)が16日までにワシントンで共同通信の取材に応じ、中東各地の武装勢力支援や国内の人権弾圧を続けるイランを強く非難した。外交では現状を変えられないとし「唯一の解決策は国民による体制転換だ」と訴えた。
イスラム聖職者を頂点とする反米体制が成立したイラン革命から45年。パーレビ氏は反体制派の象徴としてイラン指導部から目の敵にされながらも講演などでイランの現体制を追及している。
イランで抗議デモが繰り返し起きるのは、国民が女性抑圧や経済制裁下の景気低迷に「うんざりし、座視できないからだ」と指摘。イスラム組織ハマスなど中東各地の武装組織に資金を供給し、地域を不安定化させるイランの動きが「変わることはない」と断じた。
外交交渉によるイランの姿勢変化を期待してきた欧米の主要国は「驚くほど弱腰だ」と不満を表明した。