捜査情報漏えいで有罪判決

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共同通信
大阪地裁

 好意を寄せていた女性に捜査情報を漏えいしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反の罪に問われた大阪府警西成署の元巡査部長野村孝博被告(48)に大阪地裁は19日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

 府警は昨年10月、野村被告を停職6カ月の懲戒処分とし、被告は依願退職した。公判で「内偵の捜査情報には当たらない」と否認していた。

 矢野直邦裁判官は判決理由で、情報は「漏えいすると捜査に支障をきたす恐れがあった」とし、保護すべき秘密に当たると指摘。複数回にわたって安易に女性に伝えており「警察行政の信頼を大きくゆがめた」と非難した。