Published by
共同通信
共同通信
埼玉県川口市や周辺に住む中東の民族クルド人が20日、さいたま市の県営秋ケ瀬公園で新春を祝う祭り「ネウロズ」を開いた。数百人が集まり、彩り鮮やかな民族衣装の人々が音楽に合わせて輪になって踊った。主催した「日本クルド文化協会」のチカン・ワッカス代表(32)は、「クルド人だけでなく多様な人々が集まり、一緒に祝えることに喜びを感じている」とあいさつした。
クルド人は「国を持たない最大の民族」と呼ばれ、埼玉県にはトルコ政府の迫害から逃れるなどした人が多く住む。交流サイト(SNS)上では攻撃的な投稿が相次ぐ。県公園緑地協会は当初利用を認めない方針だったが、今月5日、条件付きで開催を許可した。