英西部ウェールズで初の黒人首相

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共同通信
ウェールズ労働党の支持者と言葉を交わすゲシング氏(右)=16日、英カーディフ(英PA通信提供・AP=共同)

 【ロンドン共同】英西部ウェールズ自治政府の首相に20日、黒人として初めてボーン・ゲシング氏(50)が就任した。中央政府のスナク首相はインド系、自治政府の首相はスコットランドがパキスタン系、北アイルランドは女性で、英国内の首相職の全員が非白人男性となった。

 ゲシング氏は父親がウェールズ出身で、母親がザンビア人。1974年にザンビアで生まれ、幼い頃に英国に移り住んだ。16日にウェールズ議会の与党ウェールズ労働党の党首に選出された。