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共同通信
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防衛省が沖縄県うるま市のゴルフ場跡地に陸上自衛隊訓練場を整備する計画について、市民らが20日、断念を求める集会を市内で開いた。防衛省は、災害時の人命救助や夜間偵察などの訓練を予定しているが、参加した住民の冨着志穂さんは、訓練内容が拡大されることに懸念を示し「子どもたちの安全を守りたい」と訴えた。
防衛省は那覇駐屯地(那覇市)を拠点とする陸自第15旅団を師団に格上げする計画で、人員増加に伴い訓練場の新設が必要だとしている。2024年度中に用地を取得し、26年度の着工を目指している。
訓練場を巡っては玉城デニー知事が断念を求め、沖縄県議会は全会一致で、政府に白紙撤回を求める意見書を可決した。