「不安念頭に丁寧な説明」

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共同通信
記者会見する陸上自衛隊トップの森下泰臣陸上幕僚長=21日午後、防衛省

 陸上自衛隊は21日、輸送機V22オスプレイの飛行を再開した。陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長は記者会見で、千葉県の木更津駐屯地で同日午前、1機がホバリングした後、周辺空域を飛行したと明らかにした。今後も安全の確認ができた機体から順次飛行を再開するとして「地元に不安の声があることは承知しており、丁寧に説明しながら安全を第一にやっていきたい」と述べた。

 オスプレイについて「高高度を高速で飛行できる利点を持った素晴らしい機体だ。南西防衛体制の強化にもつながると考えており、安全に運用できるよう全力で取り組む」と強調した。

 昨年11月の米軍機墜落事故で、陸自は4カ月近く飛行を見合わせていた。