所得税の不正還付指南で在宅起訴

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共同通信
検察庁

 不正に所得税の還付を受ける方法を会社員ら109人に指南したほか、無資格で他人の確定申告書を作成したとして、東京地検特捜部は21日、所得税法違反と税理士法違反の罪で、ウェブ企画運営業「合同会社プルスウルトラ」の古関陽介代表社員(37)=東京都杉並区=を在宅起訴した。

 起訴内容によると、109人とそれぞれ共謀し、2021年までの7年分の所得税に関し、事業で損失が出たように装い、所得計約7億2900万円にかかる所得税計約4300万円を免れたとされる。また21年8月~22年3月ごろ、55人から依頼を受け、無資格で確定申告書計178通を作成したとされる。