中国のAI活用で協議か

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共同通信
米カリフォルニア州のアップル本社に展示されるiPhone(アイフォーン)15など=2023年9月(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は22日、アップルが中国で販売する機器に、インターネット検索大手の百度(バイドゥ)の人工知能(AI)技術を採用する可能性を協議していると報じた。交渉は初期段階だとしている。

 中国の華為技術(ファーウェイ)などとの競争激化を背景にアップルはiPhone(アイフォーン)の中国販売が苦戦しており、生成AIの採用によって巻き返す狙いがありそうだ。中国では生成AIを一般公開する前に当局の審査をクリアする必要があるため、アップルは中国企業の連携先を探している。

 アップルはこれとは別に、アイフォーンに米グーグルの対話型AI「ジェミニ」を採用する方向でグーグルと交渉していると報じられていた。