3月24日【気になったニュース】
17年ぶりの日銀の大規模緩和解除。
デフレ脱却で、日本で親よりもハッピーに
なりやすくなるかも。
一週間お疲れさまでした。 水曜日に韓国で大リーグが開幕し、いよいよ“春”ですね。開幕戦が、大谷選手、山本由伸投手のいるLA Dodgersとダルビッシュ投手、松井裕樹投手のSD Padresということで、今年の日本人選手の活躍にもおおいに期待したいところです。山本投手もデビュー戦では思うような結果が残せませんでしたが、まだまだシーズン長いので、ゆっくり修正すればいいのではないでしょうか(契約は12年ですしね。ちなみに、大谷選手も“1番・投手”でのデビュー戦は、1回もたずにノックアウトされていますし…)。何事もうまくいくにこしたことはないですが、油断するとやられる緊張感・レベルを求めて、アメリカに来たわけですしね。筒香選手(SF Giants)、藤波投手(NY Mets)や上沢直之投手(TB Rays)は、オープン戦で思うような結果が残せず、残念ながら開幕メジャー入りを果たせなかったですが、その緊張感を楽しむために、こちらでのプレーを選んだわけですので、今後のメジャー昇格を目指して、頑張ってほしいと思います。(我々も、こちらで様々な“メジャー入り”を目指して、もがきながら、楽しんでいるわけですし。)
今週の気になったニュースと言えば、日本の「17年ぶりの日銀の大規模緩和解除」でしょうか。個人的には、デフレが日本の活力、特に若者の活力、を奪っていたと思っていますので、この方針変更とそれを可能とした経済環境は、子供たちにとって、好ましいことだと思います。(デフレでは、今日の1万円は、明日には1万円以上の価値となり、挑戦することの“相対的”リスクがあがります。一方で、インフレでは、日々のコストがあがる分だけ、“お年寄り”から“若者”への“投資”が進みます。その所得分配を、税金でするか、株式などの投資を通じて行うかは、別の話ですが…)
「春闘の賃上げ率も5%台続く 連合が第2回集計を公表、33年ぶり水準」とのことで、新入社員に対しても「ベアも超える初任給引き上げラッシュ 脱年功賃金が加速」とのことですし、株式市場が1989年の史上最高値を更新し、世代間所得移転も進んでいるうち(“失われた”何十年でしたっけ???)に、子供たちが“リスクをとって挑戦できる。かつ失敗しても評価される”環境が加速してれくれればと思います。(インフレ下では、“現状維持”が一番のリスクですし。前述の大リーグを例にとると、挑戦して失敗した選手に対しては、日本は寛容なように思うので、国内の“挑戦者”にも寛容にできるのでは…)
一方で、アメリカでの新入社員の給与は月給$4K(60万円)、この33年間にアメリカの株式市場は約20倍となっており、イノベーション領域においても、直近のAIブームにみられるように、まだまだアメリカに勢いがあるように思います。世の中は、ますますグローバル化する(日本は、グローバルに生きていかざるを得ないし…)ことをふまえても、日本がこれを機会に、“子供たちが、グローバルのなかで、自主的に活躍の場として選ぶ”国になってくれればと思います(日本らしい領域で。大リーグを目指すのは少し違うような気もするし…)。
本日日曜は、すっかり天気も良くなったので、せっかくの春をお楽しみください。花粉症にお気を付けのうえで。
代表 武田秀俊
今週の1枚
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