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共同通信
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自民党の二階俊博元幹事長による次期衆院選への不出馬記者会見は、最側近の林幹雄元幹事長代理が質問の大半に答える異例の形となった。冒頭発言を読み上げた二階氏が記者の質問に応じたのは「自らが決めたことだ」「首相に聞いてください」など限られた回答のみ。林氏が間髪入れず応答する場面が目立った。二階氏の85歳という高齢と不安定な発言を懸念したとみられる。
林氏は会見冒頭から二階氏の脇に立った。衆院政治倫理審査会への出席意向の質問に、二階氏に代わり「必要ないと判断した」と否定。離党の考えを問われて「ありません」と答えたのも林氏だった。