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共同通信
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受託収賄などの罪で実刑判決が確定し、服役した鈴木宗男参院議員(76)の再審請求即時抗告審で、東京高裁(三浦透裁判長)は25日、再審開始を認めない決定をした。請求を退けた東京地裁決定を支持し、即時抗告を棄却した。弁護側は特別抗告する方針。
弁護側は有罪認定の根拠となった証言に関し、検察が証人に尋問のシナリオを渡して暗記させたもので「組織的に虚偽の証言をさせた」と主張したが、地裁は「虚偽供述を強要した合理的な疑いがあるとは言えない」として退けていた。
鈴木議員は同日、東京都内で記者会見を開き「日本の検察、裁判所を変えなければいけないという憤りの気持ちでいっぱいだ」と述べた。