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共同通信
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【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのサッカー強豪クラブ、シャフタル・ドネツクが、戦闘で手や脚を失った兵士のための新たなチームを結成した。リハビリの機会を提供して社会復帰を支援するのが目的。国内に対戦相手はまだいないが、担当者は「将来は外国のチームと試合をしたい」と話す。
「ボールをよく見て」「そこでシュートだ」。3月中旬、首都キーウ(キエフ)郊外のグラウンドに大きな声が響いた。練習に参加した7人の選手は片方の手や脚がない。両手につえをつきながら、片脚で素早いパスや力強いシュートを放つ選手もいた。
チームには現在、14人が所属する。イワン・ゴルリコさん(27)は昨年9月に東部の戦場で片脚を失った。ラグビーの経験はあるが、本格的にサッカーをするのは初めて。「スポーツを通じてリハビリができるのは最高の環境」と意気込んだ。
クラブによると、2022年2月のロシアの侵攻開始後、ウクライナでは約5万人の兵士が負傷によって手や脚などを切断したとされる。