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人気者ミミズク「フラコ」の死因判明
殺鼠剤と鳩ヘルペスウイルス

今年2月に死んだセントラルパークの人気者、ヨーロッパワシミミズクの「フラコ(Flaco)」の死因が、毒餌を食べたネズミとヘルペスウイルスに感染した鳩を食べたものによることが、判明した。1年以上前、何者かがセントラルパーク動物園のフラコの檻を壊し解放。それ以来、フラコは自然の中で暮らしていた。
解剖の結果、フラコの体内から高濃度の有害な殺鼠剤が4種類以上、検出された。これらの殺鼠剤は、ニューヨーク市でネズミの駆除に一般的に使用されているという。鳥類擁護者らは当初から、フラコの死に殺鼠剤が関与していることを疑ってきた。2020年に死んだアメリカフクロウの「バリー」など、長年にわたり数多くの猛禽類の死に、殺鼠剤が関与していたことが分かっている。フラコの解剖結果が発表される数時間前には、2023年解剖された鳥のほとんどが、殺鼠剤の毒により死んでいたとの結果が発表されていた。
市の公園では、2月から8月までの営巣期間中、園内での殺鼠剤の使用を制限しているが、それ以外の場所での使用は無制限だ。さらに、ブロンクス動物園の獣医病理学者によれば、フラコは野鳥を食べたことで、重度の鳩ヘルペスウイルスにも感染しており、脾臓や肝臓、消化管、骨髄、脳を含む多くの臓器に深刻な組織損傷と炎症が起きていた。(25日、パッチ)
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