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共同通信
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衆院は29日、故横路孝弘元衆院議長が生前に応じたインタビューの口述記録を公開した。横路氏は「戦争の総括をわれわれ戦後の日本はやってこなかった」と振り返った上で、旧関東軍防疫給水部(731部隊)による人体実験、旧日本軍が捕虜や市民を殺傷した南京事件、従軍慰安婦問題などを列挙し「誰も責任を取っていない。誰も」と強調。「今からだってちゃんと(総括を)やる必要がありますよ」と語っていた。
横路氏は旧社会党時代に「同党のプリンス」と呼ばれ、旧民主党では社会党系グループを率いて9条護憲を訴えた。2020~22年に実施した衆院インタビューでは、戦争や平和への思いを率直に述べている。
731部隊を巡っては自らの調査を踏まえ、部隊出身者が戦後何の責任も問われないまま社会的地位を築いたと主張。「医学界のほとんど中枢部分をこれらの人たちが占めた」とした。秘書を通じて複数の関係者に相次ぎ電話したエピソードも紹介し「731と言った途端にガチャンと切られた」「メンバーは黙して語らず、親兄弟にも一切話をしていない」と回想した。