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共同通信
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NTT西日本の北村亮太社長(59)は1日、大阪市で就任記者会見を開き、子会社で約928万件の顧客情報が流出した事件について「ずさんな情報管理を続け、点検も形骸化していた。企業風土の改革とセキュリティー強化を着実に実行する」と述べた。一連の問題で森林正彰前社長(62)は引責辞任。新体制で信頼回復を急ぐ。
情報漏えい対策に約100億円を投じ、2024年度中にシステムの大規模な改修をする。情報を持ち出した子会社の元派遣社員はUSBメモリーを使っていた。新システムでは、外部記録媒体を用いたデータの受け渡しができないようにし、作業記録を監視する仕組みを構築する。