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共同通信
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北海道の根室沖で1日、ミンククジラ漁が始まり、計4頭が捕獲された。日本小型捕鯨協会(福岡市)や水産庁によると、今年の漁は3月に宮城県沖で始まっていたが、漁獲は初めてだった。今年の漁獲枠は全国で142頭で、うち根室沖やオホーツク海沖の割り当ては33頭。
1日は鮎川捕鯨(宮城県石巻市)が2頭、外房捕鯨(千葉県南房総市)、和歌山県の太地町漁協がそれぞれ1頭を捕獲した。いずれも雌で、体長は約7.5メートル~約8.3メートルだった。
網走市内などで解体され、競りにかけられる。同協会会長の貝良文さん(64)は「流氷に付着するプランクトンがクジラを引き寄せてくれた」と話した。