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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米大統領は2日の声明で、南部フロリダ州で人工妊娠中絶の厳格な規制が進んでいることを批判した。州最高裁が1日、妊娠6週より後の中絶を禁じる州法の発効につながる判断を示していた。バイデン氏は「女性の健康と生命を危険にさらす。言語道断だ」と述べた。
妊娠6週では妊娠に気づかないことが多いため、中絶の選択肢をほぼ全面的に奪うことになる。11月の大統領選で再選を狙うバイデン氏は中絶の権利擁護をアピールし、女性票取り込みを図る。
フロリダでは、共和党が多数派の州議会が妊娠6週より後の中絶を禁じる法案を可決し、共和党のデサンティス知事が23年4月に署名した。