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共同通信
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小林製薬(大阪市)が製造・販売した「紅こうじ」サプリメントと腎疾患との関連が疑われる問題で、同社が菌類を使ったサプリを原料から製造していたのは紅こうじだけだったことが2日、分かった。乳酸菌や納豆菌由来のサプリも販売するが、原料は全て外部から調達していた。高温多湿な環境下で培養する菌類は、厳しい衛生管理が必要とされる。
小林製薬は、2016年に下着大手のグンゼから紅こうじ関連の事業を譲り受けた。こうじ菌を扱うのは初めてで、製造設備は大阪工場(大阪市、昨年12月閉鎖)に移した。サプリ用に菌培養から手がけていたのは紅こうじに限られ、異例の対応だったとみられる。