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AI金属探知機、地下鉄駅に試験導入へ
州兵750人投入、警戒強める

ニューヨーク市警(NYPD)は、市内の地下鉄で頻発している乱射事件など銃関連の犯罪を防ぐため、AI(人工知能)技術を搭載した金属探知機を地下鉄の駅で試験導入する。一方、ニューヨーク州は、NYPDの警官による手荷物チェックを補助するために、州兵750人を地下鉄駅に投入する。アダムズ市長、ホークル州知事がそれぞれ、このほど発表した。
NYPDの調べでは、今年に入って地下鉄内で押収された違法銃は19丁に上り、前年2023年の同時期の9丁から倍以上に増加した。地下鉄内では、既に4件の殺傷事件が報告されており、NYPDは警戒を強めている。試験的に投入されるのは、武器探知会社「エヴォルブ」(マサチューセッツ州)のスキャナーで、どの駅に何台設置するかは不透明。試験導入を経て、より広範囲に配備するかどうか決める方針だ。同社によれば、このスキャナーは「高度なセンサー技術とAIによって、武器と日用品を区別する」としている。
これに対し、ニューヨーク自由人権協会のドナ・リーバーマン事務局長は声明で「銃検知器技術には欠陥があり、使い物にならない結果をもたらした歴史がある」と指弾。プライバシー保護の観点からも問題をはらんでいるとして批判を強めている。(3月28日、ゴッサミスト)
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