台湾で孤立の日本人親子2人救助

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共同通信
道路をふさぐ、地震の影響で発生した土砂崩れ=5日、台湾東部・花蓮(共同)

 【花蓮共同】台湾東部沖地震で、花蓮県の山間部にある太魯閣(タロコ)国立公園の天祥晶英ホテルで孤立していた日本人親子の女性2人が5日、ヘリコプターで救助された。けがはないという。ふもとの救助指揮本部で報道陣の取材に答えた。

 2人は60代の母親と40代の娘でニュージーランド在住。旅行で台湾を訪れ、3日朝に同国立公園内の駐車場にバスで到着した直後に地震に遭った。娘は「激しい揺れで山崩れが起きるのが見えた」と語った。

 日帰り観光の予定だったが、移動できなくなり近くの同ホテルに避難。電気や水道が止まり、ネットも通じない状況だった。外国人ということも考慮され、優先的に救助されたという。