塩谷元文科相、再審査請求を検討

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共同通信
塩谷立氏

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で離党勧告処分を受けた塩谷立元文部科学相は5日、国会内で記者会見し、処分に対する再審査請求の是非を検討すると述べた。安倍派の資金還流に関与していないと説明。「事実誤認の中で処分が下された。心外だ」と不満を表明した。

 離党勧告は、党の処分で最も厳しい「除名」に次いで重い。処分通達から10日以内に再審査を請求せず、離党届も提出しなければ除名となる。塩谷氏は支援者と相談して対応を検討する。

 裏金事件を巡り自民は4日、関係議員ら39人の処分を決定。安倍派の衆院側、参院側でトップだった塩谷、世耕弘成両氏を離党勧告とした。