自民・鈴木英敬議員を不起訴

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共同通信
鈴木英敬衆院議員

 津地検は5日、公選法違反の疑いで書類送検された前三重県知事の鈴木英敬衆院議員を嫌疑不十分で不起訴処分とした。鈴木氏が代表を務める自民党三重県第4選挙区支部が国の公共工事受注企業から寄付を受けていたとして、共産党三重県南部地区委員長が昨年3月、県警に告発したが、地検は「告発事実を認定するだけの証拠はない」とした。

 鈴木氏は不起訴処分を受け「法令に抵触するものではないことが捜査を通じて確認されたと理解している。法令順守を徹底する」とコメントを出した。

 告発状などによると、衆院選直前の21年10月、同支部が選挙資金に用いる目的で、建設会社13社から計980万円の寄付を受けたとしていた。