フードデリバリー労働者に追い風? NY市議会、新たな2法案提出

 

フードデリバリー労働者に追い風?
NY市議会、新たな2法案提出

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ニューヨーク市議会が提出する意向の新たな法案によって、ウーバーイーツやドアダッシュなどのフードデリバリーアプリは、顧客が料理を受け取った後ではなく、注文時にチップを支払うことが義務付けられる見通しだ。法案提出者の一人は「消費者にとっても、常識的な法案であり、雇用主には何の負担もかからない」と述べている。

提出法案は、これに加えて、チップの最低額を注文金額の10%に設定することを義務付ける法案の2本。フードデリバリーを担う労働者たちは、パンデミックの最中にユニオンを結成し、より良い労働条件と賃金を求めて闘争を試みた。彼らは2021年、新たな保護と最低賃金基準を勝ち取った。最低賃金は先週、時給19.56ドルに引き上げられた。

ニューヨーク市は、引き上げがなされる前のフードデリバリー労働者の時給は、チップ前で平均5.39ドルだったと推定。彼らは、独立請負業者として雇用されていることから、健康保険をはじめとする福利厚生は受けられない。さらに、交通費や維持費など仕事で必要な備品は全て自分で調達、負担する。にもかかわらず、自らで給与額を決められないため、雇用法のグレーゾーンに置かれているのが実情だ。(9日、ゴッサミスト

 

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