RELATED POST
ネパールの貧しい農家が豊かに
日本紙幣の原料を栽培、加工で

ヒマラヤの山岳国ネパール東部の貧しい農村が、日本の紙幣の原料を供給することにより、豊かに生まれ変わった。ニューヨーク・タイムズが15日、報じた。
日本の紙幣の原料に用いられる「ミツマタ」は、標高が高く適度な日照と水はけの良い、茶の栽培に適した土地で育つキク科の低木だ。農村の人口減少や気候変動により、日本では供給が不足していたが、大阪の刊行物専門書店「かんぽう」は、ミツマタと同種のアルゲリがネパールで自生していることを発見。2015年のネパール地震の後、日本は首都カトマンズに専門家を派遣し、ネパールの農家に技術を指導した。以降、ネパールの農家が、日本の紙幣発行を支えている。
世界で3番目に取引が多い通貨である円の紙幣は、20年ごとに改刷される。現在の紙幣は04年に初めて印刷されたもので、今年は改刷の年となり、7月には新紙幣が出回る予定だ。その為、より大量のミツマタが必要とされ、ネパールの農家は今年、収穫物の加工を手伝う地元ネパール人を増員し、多くの利益を見込んでいる。
東アジアでキャッシュレス化が進むなか、日本は珍しくいまだに現金主義だ。お隣の韓国では、カード、コード、電話による決済は全体の約94%を占めるが、日本では40%以下。しかし、そんな日本でさえ、キャッシュレス化は少しずつ進んでいる。
→ニューヨークの最新ニュース一覧はこちら←
RECOMMENDED
-
春の満月「ピンクムーン」がNYの夜空を幻想的に、 日時やおすすめ鑑賞スポットは?
-
なぜ? アメリカの観光客が減少傾向に「30〜60%も…」、NY観光業で深まる懸念
-
アメリカのスーパーの食材に「危険なレベル」の残留農薬、気をつけるべき野菜や果物は?
-
生ごみのコンポスト義務化、守られず ごみ分別違反に4月1日から罰金
-
トレジョの人気すぎるミニトートに新色、各店舗からは「買えた」「買えなかった」の声 ebayではすでに約16倍の価格で転売!?
-
日本の生ドーナツ専門店「I’m donut?」がついにNY上陸、場所はタイムズスクエア オープン日はいつ?
-
NYで「ソメイヨシノ」が見られる、お花見スポット5選 桜のトンネルや隠れた名所も
-
北米初のユニクロ「カフェ」がNYにオープン、気になるメニューや価格は?
-
ティモシー・シャラメの「トラッシュコア」 目茶苦茶で個性的、若者を魅了
-
物件高騰が続くNY、今が “買い時” な街とは? 「家を買うのにオススメなエリア」トップ10が発表