NYPD最新、違法駐車抑止装置 フロントガラスに吸い付くフジツボ式

 

NYPD最新、違法駐車抑止装置
フロントガラスに吸い付くフジツボ式

ニューヨーク市警が発表した違法駐車を阻止するための最新装置(Barnacle Parking(@thisisbarnacle)のインスタグラムからスクリーンショット)

 

ニューヨーク市警(NYPD)はこのほど、違法駐車を抑止するための最新装置「バーナクル(フジツボという意味)」の試験的導入をクイーンズで始めた。今後数週間で、他地域にも拡大する予定だ。

バーナクルは、車のフロントガラスを覆う形で取り付ける重さ約8キロのプラスチック製の黄色い箱。装置には、フロントガラスに吸着させる吸盤が2つ付いており、モーターを内蔵、フジツボのようにフロントガラスに吸い付く形となる。千ポンドの圧力は自己調整が可能で、気温の変化にも対応できる。この装置を取り外すには、装置のQRコードをスキャンした後、ナンバープレートの番号を入力し、185ドルの罰金を支払わなければならない。支払いが済むとコードが送られてくるので、その番号をバーナクルに打ち込めばモーターが停止し、折りたたんで車から降ろすことができる。

従来のタイヤロックでは、ロックをタイヤから取り外すために、交通取締官が来るまで何時間も待たなければならなかった。タイヤロックより安全で速いだけでなく、GPSにより即時に位置情報がわかるため、装置ごと車両が逃走すれば通知が届き、改ざんしようとすればライブで通知されるといった具合に、テクノロジーがより効率的なものにしている。(18日、シークレットNYC

 

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