校内、スマホ禁止の試み広がる 授業に集中、一部保護者は反対

 

校内、スマホ禁止の試み広がる
授業に集中、一部保護者は反対

21カ国の数千の学校と提携、100 万人の学生が商品を使用(YONDRのウェブサイトからスクリーンショット)

 

米国内の学校で携帯電話を禁止する試みが広がっている。学校は授業に集中させる唯一の方法だとしているが、一部保護者からは反対の声もある。 

学校での懲罰は2022年、携帯に関するものが大半を占めた。授業中にTikTokを見るだけでなく、ネットいじめ、トイレの盗写、けんかのビデオ撮影なども生じた。専門家は子供の心の問題を助長すると指摘。校内内に不審者が侵入した場合、携帯が鳴れば生徒がどこに隠れているかが分かってしまうという危険もある。 

しかし、子供と連絡を取る必要があると反発する保護者もいる。ランチの休み時間は使用できるとすべきだ、携帯の正しい使い方を教えるべきだと主張する。 

コロラド州ブラシでは先学期、携帯を露出してはいけない、保護者との連絡には教員の許可が必要とする折衷案を実施した。抗議して子供を転校させた保護者もいたが、懲罰は大幅に減っている。 

インディアナ州のフォートウェイン学校区では今学期末まで、一部の学校で携帯を禁止した。学校では生徒は携帯を特別の袋にしまい、下校時のみ使うことができる。大抵の生徒はルールを守っており、ランチ時や廊下で生徒間の会話が増えた。ほとんどの保護者も理解を示しており、問題行動が減れば、全ての学校で実施する。マーク・ダニエル教育長は「数年もすれば、学校で携帯を使わない習慣が身につくはず」と期待する。(20日、ウォールストリート・ジャーナル) 

 

Common Sense Mediaは若者のスマートフォン利用に関するデータをレポート

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