4月27日【気になったニュース】
学校の先生は大変。
皆さん、一週間お疲れさまでした。今週は、教育関係者の方々とともに補習授業校の新校長先生歓迎会があったことや、2ヵ月に一度の紙面版特集号で教育をとりあげたこともあり、教育を考える機会が多かった一週間でした。だからというわけではないのでしょうが、日々のニュースでも、教育関連の記事が多かった一週間でした。
月曜は、「LGBTQ+の大学生保護強化へ」という記事がありました。超富裕者層へのキャピタル・ゲイン課税を44%にするという案(基本、通らないようで。。。)や、従業員の労働契約にNon-compete条項を盛り込むことを原則禁止する規則を、連邦取引委員会が承認するなど、11月大統領選挙において劣勢といわれるなか、バイデン政権も、選挙向け政策が増えてきているように思われ、それらが教育においても影響しているようにも感じました。
火曜は、「校内、スマホ禁止の試み広がる」という記事がありました。授業中の集中力の問題に加えて、いじめ録画や盗撮、悪影響の懸念されるSNSへのアクセスなど、子供とスマホの距離感はこれまでも常に課題になっていました。今後AIの普及を考えると、学校だけでなく親にとってもスマホとの距離は、ますます頭を悩ませるテーマであり続けるように思います。(何歳からスマホを渡すかも含めて。。。)
そして、水曜には、「キャンパスで逮捕者150人以上」という記事がありました。コロンビア大学の件は、先週書きましたが、それがニューヨーク大学にも飛び火した形です。その後、週後半にかけては、南カルフォルニア大学が学生による抗議活動を理由に、来月の卒業式中止を発表するなど、抗議活動がさらに全米に拡がりをみせています。(ちなみに、Europeと比べると、抗議行動数としては、ヨーロッパはアメリカ以上に多いようですが、激しさが違うようですね。)
この3つの記事だけを考えても、まったく異なる観点の課題が教育現場に影響していますが、そのなかで特集号での日系教育機関特集を読んでいると、改めて日系教育機関の安定感・安全性が際立ちますね。しかも、日本ではなかなかできないような経験を日常的にできていますし(子供たちのバックグラウンドの多様性や世界的機関への訪問など)。せっかく、世界のNYにいるので、ぜひとも子供たちには、そのような環境を活かして、NYを中心に、アメリカの様々な変化と多様性のなかで、感受性を高めてもらえるといいのではないかと思います。 (でも、子供たちが積極的に多様性に触れるようにするには、先生自体もその多様性を理解しないといけないので、日系教育機関の先生方も大変ですよね。昨今の急激な円安もあり。。。)
日本は、来週がゴールデンウイークということもあり、この週末は少し気持ちが楽な方々も多くおられるのではないでしょうか。週末も温かそうですので、そろそろランチでも持って、公園でのんびりするのもいいのではないでしょうか。
ではよい週末をお過ごしください。
代表 武田 秀俊
今週の1枚

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